micro:bit mruby(以下microbit-mruby)は BBC micro:bit で動作する mruby 実行環境です。
mrubyは、人気の開発言語 Ruby を軽量化したプログラミング言語で、組込みシステムや様々なソフトウェアに組み込むことができる軽量なプログラミング言語です。
microbit-mruby は mruby 3.0 を搭載しており、micro:bit v2 マイコン上でmrubyアプリケーションを実行できる環境を提供します。
microbit-mruby は、ランカスター大学が公開している microbit-v2-samples をベースにして作成しました。
- micro:bit v2
※ v1では動作しません - Windows PC または Mac
microbit-mrubyでは、以下のセットアップが必要です。
- C言語開発環境 (gccなど)
- Ruby (2.7以降を推奨)
- git
- Docker
以下のコマンドを実行して、microbit-mrubyのソースコードを取得します。
cd $WORKING_DIR
git clone https://github.com/mruby-Forum/microbit-mruby.git
cd microbit-mruby
git clone https://github.com/mruby/mruby.git -b 3.0.0 --depth 1- $WORKING_DIRには任意のディレクトリを指定してください。
microbit-mrubyディレクトリ内で以下のコマンドを実行することで、micro:bitのビルド用のDockerイメージが作成されます。(Dockerイメージの作成には数分程度時間がかかります)
Dockerイメージの作成は一度実行するだけでOKです。
make docker以下のコマンドでmrubyをビルドします。
mrubyのビルドはmrubyのライブラリ(mrbgems)を追加する場合には再度実行が必要ですが、通常は一度実行するだけでOKです。
cd mruby
rake MRUBY_CONFIG=../microbit.rb
cd ..
ruby make-mruby-source.rbmicrobit-mrubyディレクトリ内で、以下のコマンドを実行します。
makeビルドが終了すると MICROBIT.hex が生成されます。
USBケーブルで micro:bit を接続します。(micro:bitがディスクドライブとして認識されます)
micro:bitのドライブのルートディレクトリに MICROBIT.hex をコピーすると、microbit-mruby が起動され、mrubyアプリケーションが実行されます。
Githubリポジトリのサンプルコードは、5x5のLEDの真ん中のLEDを使用したLチカのソースコードになっています。
microbit-mrubyで実行されるmrubyアプリケーションのソースコードは mrbapp.rb に記述します。
mrbapp.rb の内容を変更した場合は、上記の microbit-mrubyのビルド と アプリケーションの実行 を実施してください。
現状は、mrubyアプリケーションを変更した場合には、micro:bitのファームウェアと合わせてビルドされます。
今後、mrubyアプリケーションだけを変更できるように改善していく予定です。
- Rubyの組み込みクラス
- LEDクラス
※ クラス仕様の詳細は準備中です
micro:bitに搭載されているデバイスを利用するためのクラスは順次追加予定ですのでご期待ください。
本ソフトウェアはMITライセンスのもとで公開しています。LICENSEを参照してください。
