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記事作成
kimiyuki
2021-04-01 00:00:00 +0900
algorithm
input output time_complexity space_complexity aliases level
minimum cut problem
blue
description 最小カット問題とは、与えられたネットワークのカットであって容量が最小のものを求めるという問題。 最大フロー最小カット定理によって最小カット問題の解の容量は最大フロー問題の解の流量に等しい。

最小カット問題

概要

最小カット問題とは、与えられたネットワークのカットであって容量が最小のものを求めるという問題である。 最大フロー最小カット定理によって最小カット問題の解の容量は最大フロー問題の解の流量に等しい。

カットの定義

与えられたネットワークの $s$-$t$ カットの定義としては、大きく分けて以下の 3 種類がある。

  1. 有向辺の部分集合 $C \subseteq E$ であってどの $s$-$t$ パスも $C$ に含まれるような有向辺を含むもの1
  2. 頂点の部分集合 $S \subseteq V$ であって $s \in S$ かつ $t \in V \setminus S$ なもの2
  3. 有向辺の部分集合 $C \subseteq E$ であって、次を満たすもの: ある頂点の部分集合 $S \subseteq V$ であって $s \in S$ かつ $t \in V \setminus S$ なものが存在し、$S$ に含まれる頂点から $V \setminus S$ に含まれる頂点への有向辺の全体が $C$ に等しい3

カットの容量は、(1.) と (3.) の定義の場合は $C$ に含まれる有向辺の重みの総和として定義される。 (2.) の定義の場合は始点が $S$ に含まれかつ終点が $V \setminus S$ に含まれるような有向辺の重みの総和として定義される。

最小カット問題を考える際にはどの定義を用いても解の容量は同じであるが、カットの定義としてはすべて異なるものである。 (1.) の定義と (2.) の定義との違いはカットの容量の最大値について考えれば明らかである。 (2.) の定義と (3.) の定義とはほとんど同じものであるが、ネットワークが非連結な場合に異なってくる。 (1.) で定義されるものを (2.) や (3.) で定義されるものから区別したいときには、(1.) で定義されるものを $s$-$t$ 非連結化集合 ($s$-$t$ disconnecting edge set) と呼ぶことがある4

関連項目

  • 最大フロー問題
    • 最大フロー最小カット定理によって最小カット問題の解の容量は最大フロー問題の解の流量に等しい。
  • 燃やす埋める問題
    • 燃やす埋める問題は最小カット問題へと帰着できる。
  • project selection problem
    • project selection problem は最小カット問題へと帰着できる。

外部リンク

注釈

Footnotes

  1. たとえば R. J. ウィルソン. グラフ理論入門. 近代科学社, 2001, ISBN978-4-76-490296-1.

  2. たとえば R. Diestel, Graph Theory, 5th ed. Berlin Heidelberg: Springer-Verlag, 2017.

  3. たとえば Schrijver, A. Combinatorial Optimization: Polyhedra and Efficiency, Springer Science & Business Media, 2003.

  4. たとえば Schrijver, A. Combinatorial Optimization: Polyhedra and Efficiency, Springer Science & Business Media, 2003.